これは楽山人のバイブル的な本だ!

楽山人の一人、長谷川さんが紹介してくれた本。仲間内で回し読みするつもりだったが、これは買って持っていた方が良いという松原さんの意見にしたがい、とりあえず3冊購入。順番を待たずに読み始めた。

里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21) [新書]
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今半分ほど読み進めてきたが、これは素晴らしい本だ。すべての日本人に読んでほしいが、私の周りで言うと、薪ストーブ仲間に特に読んでほしいな。

「里山資本主義」という言葉は、筆者の造語だが、ようするに「マネー資本主義」で進んできた世界が行き詰まりをみせるなか、別の価値観で動き始めた人々を総称して表している。

これは、マネー経済を否定するわけでもなく、江戸時代の暮らしに戻ろうという話でもない。

ただ、世界の投機マネーに左右される暮らしから、人とのつながり、自然とのつながりの中に、マネー経済とは別の経済だったり、暮らしを創ることで、安心できますよという話なのだ。

特に、過疎の田舎に暮らすものとしては、いままでの中央に搾取され続けてきた田舎の山間部、農村部こそが、これからの価値観の先進地に成り得るという話には勇気づけられる。

早い話、お金に養ってもらうのではなく、山や川、その大地すべての自然に養ってもらう暮らし方だ。そして、今の言葉で言えば、その2つのハイブリッド型の暮らしの提案でもある。

薪ストーブユーザーなら知っている人も多いが、山の木は伐っても森林破壊にはならない。なぜなら、ナラやクヌギなどの炭や薪にしてきた広葉樹は、伐採後1年後には新芽が吹いて新しい木として育ち始める。これを萌芽更新といって、30年もすると元の姿に戻るのだ。

だから、30年後に元に戻るように適切に木を伐っていくことは、何もせずに放置するよりも健康な山造りになる。今の山は人の手が入らないので、光が差し込まない暗い山になってしまっている。暗い山では下草が生えず、雨のたびに地表が削られて、木々の根っこが無残にむきだしとなっている。

そんな山にこそ、これからの先進的なエネルギー、建築材の可能性があり、なによりも、安心があるのだという主張だ。本当に良い本に出会えたと思う。

ちょっとでも気になる人は迷わず読まれることをお勧めします。

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